インプラントの基礎知識

インプラント治療とは?

インプラント治療は、歯の抜けてしまったところに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。あごの骨にインプラントを固定させるため、食べものをしっかりと噛むことができるようになります。

失った歯の機能の回復を図る治療法は、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つが挙げられます。以下にそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

  メリット デメリット
入れ歯
  • 咬合機能をある程度回復することができる
  • 健康な歯を削る必要がない
  • 健康な歯を削る必要がない
  • あごの骨が痩せ細ってしまう
  • 口内環境の変化に伴って調整が必要
  • 装着時に違和感がある
  • 見た目に違和感がある
ブリッジ
  • 自然歯に近い外観である
  • 自然歯と同程度の咬合機能を得られる
  • 歯列の安定したつながりが得られる
  • 欠損歯が多いと治療を受けられない
  • 健康な歯を削らなければならない
  • 支える歯に大きな負担がかかる
  • 支える歯に問題が生じた場合、治療をやり直す必要がある
インプラント
  • 安定した噛み合わせを長期間にわたり保つことができる
  • 欠損歯が多くても治療できる
  • 自然歯とほぼ同様の外観が得られる
  • 自然歯と同程度の咬合機能を得られる
  • 治療期間が長い
  • 治療を受けられないケースがある
  • 比較的費用が高い

代表的なインプラント

ストローマンインプラント

ストローマンインプラントは「SLActive」という優れた表面構造を持ち、手術後最短3~4週間で骨と結合します。あごの骨との結合力が強く、丈夫で安定しています。手術が1回で終わる「1回法」に用いられる代表的なインプラントで、治療期間も短縮でき、患者様の負担が少ないのが特長です。

ブローネマルクインプラント

スウェーデンのブローネマルク教授が開発したブローネマルクインプラントは、40年以上の歴史を持ち、世界中で200万人以上の人々に使われている世界トップシェアを誇るインプラントシステムです。40パターンものインプラントがあり、口が小さい日本人にも最適な治療が可能です。

AQBインプラント

AQBインプラントは純チタンと再結晶化ハイドロキシアパタイトで構成されています。ハイドロキシアパタイトの特長は生体親和性が高いこと。あごの骨とすぐに結合するので全体の治療期間が短くなります。外科手術は1回だけで、患者様の時間的な負担も精神的な負担も軽減されます。

その他にも様々なインプラントが流通しています。

インプラントを失敗しないために

インプラントは、自分の歯とほぼ同程度まで噛めるようになる大変優れた治療法ですが、成功率は1年以内の失敗(初期感染)が最も多く、全体の1%未満となっています。成功の基準とはインプラント周囲の骨の吸収が0.2mm以下で不快症状、腫れや痛みのない状態で揺れがなく機能している場合をいいます。ストローマンインプラントの場合、10年間の生存率は喫煙習慣がなく定期的なメインテナンスを受けている方では97%以上、20年間の生存率は89%となっています。失敗の原因としては、治療を行う医師の技術、治療を受ける患者様の問題(喫煙、糖尿病などの全身疾患、あごの骨の量・質や治療後のメインテナンス不良)である場合が多いです。インプラント失敗の原因はこちらでご覧ください。